「気になる投資顧問の種類」
一口に投資顧問と言っても色々な種類があることをご存知でしょうか?
例えばファンドを運営している会社もあれば、FXのアドバイスをしている会社もあるのです。つまり投資顧問を利用する際にはどういった種類のサービスの利用を希望するかを事前に決めることが求められます。
ただ、この「事前に利用する投資顧問サービスを決める必要がある」といってもどんな種類のサービスがあるのか分からないと決めようがありませんよね。
そこでこのページでは投資顧問サービスにはどんな種類があり、どういったサービスを提供している会社を選ぶのが王道なのかについて考えていこうと思います。
大きくは2つに分かれる
そもそもの話になりますが、投資顧問業にはどんな種類があるのでしょうか?
実はこの投資顧問業の種類に関しては大きく分けると2つしかありません。その2つというのは、「投資運用業」と「投資助言・代理業」となっております。
このそれぞれの詳細についてはこれからご紹介しようと思います。
①:投資運用業とは?
まずはじめに取り上げる「投資運用業」を営んでいる投資顧問というのは、言ってしまえば投資代行業者です。つまり、投資家からお金を募集し、ファンドを運営したり、彼等の代わりに投資の代行をすることを指します。
そんな特徴を持つ「投資運用業」タイプの投資顧問が提供しているサービス内容はこちらの2種類となっております。
投資一任業務 | 投資家の代わりに投資判断や売買行為を担当 |
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ファンド運用業務 | ファンドを運営して複数の投資家から資金を募る 発生した利益は投資家に分配する |
まずはじめの投資一任業務というのは、投資家から任されるという形で投資に関商品の売買行為や売買判断を代行することを指します。そして後者のファンド運用業務というのは、個人投資家の投資代行ではなく、ファンド運営を担当することを指します。
どちらにせよ、投資家のお金を投資顧問会社が投資に回す以上、投資運用業に該当する種類の投資顧問は投資をプロに任せたい時に使うことになります。
②:投資助言・代理業とは?
次に取り上げる投資顧問の種類は先ほど紹介した投資運用業ではなく、投資助言・代理業に該当するタイプです。こちらは先ほど紹介した投資運用業と異なり、自力で投資に取り組みたい人向けの投資顧問になります。
そんな自力で投資に取り組む投資家をサポートする投資助言・代理業が提供しているサービス内容はこちらの通りです。
投資助言業務 | おすすめの投資商品の紹介 投資タイミングのアドバイス |
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代理・媒介業務 | 他の投資顧問会社との契約の仲介や代理 |
前者の投資助言業務は一般的に多くの人が投資顧問会社に求める種類のサービスです。この投資助言業務を行う投資顧問は、契約者に対しておすすめの銘柄情報の配信や売買アドバイスなどを行います。
そして後者の「代理・媒介業務」というのは他の投資顧問会社と契約者が顧問契約を結ぶ際の補助業務のことを指します。
「投資助言業務」・「代理・媒介業務」を担当する投資顧問は先ほど紹介した投資運用業とは異なり、投資代行業務は行えません。つまり、あくまで自分で投資を取り組む人向けの投資顧問になるのです。
各助言業者には専門がある
先ほどご紹介しました投資助言・代理業に該当する種類の投資顧問には実は専門分野があります。どういうことかと言うと、多くの投資助言会社はアドバイスの対象とする投資商品の種類を絞っているのです。
つまり、投資信託に特化してアドバイスしている会社もあれば、株に特化している会社もあり、FXに特化している会社もあるのです。各社で特化している商品が異なる以上、投資助言・代理業型の投資顧問を選ぶ際はあなたが着手する種類の商品の助言を得意としている会社を選ぶことが欠かせません。
例えばあなたがFXに取り組むのならば、FXに特化した助言会社を。そして株式に取り組むのならば、株への投資助言が豊富な投資顧問を選ぶといったように。
助言・代理業という種類に該当する投資顧問各社には専門となる分野があるという点は押さえておくことをおすすめします。
会社選びが非常に大切
さてこのページではここまで2種類の投資顧問業の違いや投資助言会社各社で専門分野が異なることをご紹介してきました。
改めての話になりますが、投資顧問業者各社で提供するサービスの種類や専門となる投資商品の種類が異なる以上、投資顧問を利用する際には会社選びが欠かせません。
この投資顧問会社選びにおいて特に鍵になるのが、「自分で運用するか」、「運用を任せるか」です。この答え次第で利用することになる投資顧問の種類が劇的に変わる以上、まずは自分で運用するか否かを決めることが欠かせません。
仮に運用を任せるのでしたら、運用能力が高い投資運用会社と契約するのが一番。その一方で自分で運用する場合、投資助言会社という種類に該当する投資顧問の中であなたが投資したい種類の投資商品のアドバイスを得意とする会社を選ぶことになります。
そのためにも投資顧問を選ぶ際にはまずはじめに「自分で運用するか否か」、「どんな種類の投資商品に興味あるか」という2つを明確にすることをおすすめします。